オーディオプログラミング言語ChucK

Algorithmic Composition on ChucK on Vimeo
オーディオプログラミング言語といわれるものを試してみました。

環境

  • MacOSX10.5.6
  • PowerPC G4(デュアル 867MHz)
  • メモリ1GB

という、少し古風なmacでやります。Win版もあるようですが、Cygwinが必要になったり設定が面倒そうなのでmacでやることにしました。

Download and Install

ChucK : [Release]
より、本体をDLします。今回はmacを使うのでMac OSXのexecutableをダウンロードします。tgzファイルなので、macの解凍ツールで解凍し適当な場所に置きます。今回はホームフォルダに置くことにします。
上記ページのチュートリアルではターミナルを使っているのですが、めんどくさ(ry 手軽にやるため、Finderで処理を行うことにします。

  1. Finderのメニューから移動→フォルダへ移動
  2. /usr/bin/ と入力
  3. 解凍したフォルダ以下 /bin/chuck を /usr/bin/ 以下にコピー
  4. パスを聞かれるので、入力
  5. 一応、「情報を見る」からアクセス権を確認
  6. 755(自分は読み込み/書き込み、あとは読み込み)になっていればOK

ひとまずは、これで終了です。

確認作業

さて、ここからはターミナルの出番です。ターミナルで

cd 解凍したディレクトリ/examples/

と打つか、Finderからドラッグ&ドロップでディレクトリを移動して

chuck otf_01.ck

と、打つと音が鳴り始めます。おぉ、すごい。また、

chuck otf_02 otf_05

とかやると、音が重なって出力されるようになります。いやぁ、すごい。ctrl+cで終了することが出来ます。

miniAudicleのインストール

一番上の動画で用いられているのが、miniAudicleというソフトです*1。これを用いて本格的にプログラミングしていきます。
主な機能として

があります。使いこなせたらカッコいいだろうなぁ・・・
さて、
miniAudicle : Integrated Development Environment for ChucK
から、OSを選んでソフトをダウンロードします。今回はmacなのでりんごを選びます*2
macでのソフトのインストールは簡単です。ダウンロードしたイメージをマウントしてアプリケーションフォルダにドラッグ&ドロップするだけです。あとは、Dockに放り込むだけでございます。
ソフトを起動すると、エディタが立ち上がるので

Impulse i => BiQuad f => dac;
.99 => f.prad;
1 => f.eqzs;
0.0 => float v;

while( true ) {
  1.0 => i.next;
  Std.fabs(Math.sin(v)) * 4000.0 => f.pfreq;
  v + .1 => v;
  100::ms => now;
}

と、入力します。入力したら、上のメニューのChucK→Start Visual Machineを選択すると仮想マシンが立ち上がり、コンソールウィンドウが出ます。そしたら、プラスボタン(Add Shred)を押してシェードを挿入*3します。command+ でも追加できます。command- で削除することができます。
テスト前に面白いものを見つけてしまったorz
オーディオプログラミング言語 ChucK - Radium Software
こちら、元ネタ

追記

Winでもセットアップは簡単でした。WINDOWS/system32/ 以下に bin/chuck.exe を追加するだけでいいようです。cmdで確認できました。

chuck --help

*1:たぶん

*2:画像が切り替わるのは仕様?

*3:そのまんま和訳