nVIDIAのCUDA(OpenCL)を試してみた
OpenCLとは、最近はCPUをも凌駕する処理性能を持ったGPUをCPUのように使って膨大な計算量のプログラムを早く処理しようぜ!っていう計画のもと開発されているフレームワークです。OpenCLはGPUに限った仕様ではありません。CUDAはOpenCLを採用したGPUをCPUっぽく使うためのIDEです。*1C言語で実装出来るので、コーディングも簡単。もともとはappleによって提案されていたので、結構前から注目していました。
本日、nVIDIAがCUDAというドライバ、ツールキット、SDK一式を公開したので早速使ってみたいと思います。
ダウンロード
CUDA Toolkit 10.1 Update 1 Download | NVIDIA Developer
↑から、OSを選択してドライバ、ツールキット、SDKをダウンロードします。ちなみに、今回の構成は
- Windows Vista(32bit)
- nVidia GeForce8600GT
- Intel Core2Duo 2.66GHz
です。
テスト
SDKをインストールしたディレクトリにSDKBrowserというソフトがあるので、起動してみます。順番の上の方はテキストベースのテストです。CPUとGPUの処理比較などが出来ます。
Niederreiter Quasirandom Sequence Generator
Allocating GPU memory... Allocating CPU memory... Initializing QRNG tables... Testing QRNG... Gsamples/s: 0.502175 Reading GPU results... Comparing to the CPU results... L1 norm: 7.275964E-012 Testing inverseCNDgpu()... Gsamples/s: 1.705069 Reading GPU results... Comparing to the CPU results... L1 norm: 1.944621E-007 TEST PASSED Shutting down... Press ENTER to exit...
*1:誤解を生むと指摘されたので、修正しました。