表現とは?

http://www.nhk.or.jp/bakumon/previous/20090817.html
NHK爆問学問の芸大スペシャルを見て思ったことを少し。

番組はすごく面白かったです。芸大っていう恐らく一生見学することもないであろう学校の様子を見れたり出来たし、後半の討論も表現とは何かを考えさせられた。ま、内容はオンラインでも見れるみたいなので見てみてくださいな。

表現とは?

さて、表現ってなんなんでしょうね。今私がブログを書いているのも表現といえる。でも、番組でも触れられていたけど「伝わってこそなんぼ」ってこと。いくらスゴい表現をしていても、多数の人に伝わっていなかったらそれは表現とは言わないんじゃない?ってこと。自分の表現が伝わらなくていいなら、山奥に籠ってオナニーしてればいいじゃん、って話になる。だから、その解決として自分が本当に伝えたい魂を売ってでも人に伝わるようにすればいいんじゃないってことは番組でも指摘してた。
要するに、自己表現だけが表現じゃない、ってことですね。相手に伝えることも大事だ、ってこと。

表現の方法

表現とは、自分の脳みその中をいかに伝えるかって考えると表現の方法は多彩だなぁ、と思う。ぼくは結構よくしゃべるんだけども、いざこうして文字に起こすと難しい。風呂に入ってるといろいろ書きたいことが浮かんで、ある程度まとまるんだけどいざこうして書いてるとなんだかんだで変わってきてしまうし、よく分からなくなる。だから、このダイアリも言葉にするとまた違ってくるんだろうな、って思う。対話でもいいし、ラジオでもいい。それをいかに効果的に伝えるか、ってなると絵とか彫刻ってことになるのかなぁ。

ネットと表現

ネットってのはすごく便利なツールだと思う。ぼくらはデジタルネイティブって呼ばれている「物心ついた時からネットがある」世代。生活の中によりネットが浸透してるんじゃないかな、と思う。表現することの敷居がすごく低くなってる。言葉を伝えたかったらこうしてブログに書けばいいし、絵を伝えたかったらpixivなんかに投稿すればいいし、動きが伝えたかったらYouTubeに投稿すれいい。表現≒伝達とするならば、すごく恵まれた環境にあると思う。

ぼくは趣味で絵を描いたりする。それも、一時からはかなり巨大指向で一年に一度巨大なキャンバスに絵を描いていた。一番のやつは今でも家の玄関に飾ってあって、客人を圧倒している。自分でいうのもアレだけど、でっけぇ!すげぇ!ってなる感じはどうやってもネットでは味わうことが出来ないと思う。やっぱり生で見て、感じてほしいんだよね。

ちなみに、翌週の爆問学問のゲストが教授(坂本龍一)だったんだけど似たようなことを言っていた。

録音した音楽は、どうやっても生を超えることはできない

坂本龍一氏に訊く、これからの音楽のかたちと価値とは - PHILE WEB